LINEでできる?楽しい「オンライン寄せ書き」講座で孫とつながる

スマートフォンでLINEの画面を見せ合うシーン

親しい人のお誕生日や卒業、そして長寿のお祝い。かつては色紙を回して手書きメッセージを集める寄せ書きが定番でした。でも離れて暮らす家族や友人が増えた今、色紙を郵送で回すのは大変ですよね。そこで活躍するのが、スマホアプリ LINE を使った“オンライン寄せ書き”。無料で簡単、しかも仕上がりはカラフルでおしゃれ。この記事では「LINE で寄せ書きを作るなんて初耳!」という方でも迷わず始められるよう、仕組みから操作手順、長く楽しむコツまでを丁寧にご紹介します。


離れていても心はひとつ。オンライン寄せ書きの魅力

LINE はメールより気軽で電話より自由。メッセージや写真、スタンプを送り合うだけでなく「ノート」「アルバム」など共同編集できる機能が豊富です。オンライン寄せ書きとは、LINE 内に専用のトークルームやノートを作り、そこへ参加者が自由にメッセージやイラスト画像を投稿して完成させる方法。

  1. 郵送コストも日数もゼロ
  2. 写真・動画を貼れるから表現力アップ
  3. 誰が書いたかアイコンで一目瞭然
  4. 完成後 PDF に保存して印刷も可能

孫の入学祝いにクラスメート全員でコメントを集めたり、田舎のおじいちゃんへ東京の親戚から一言ずつ送ったり。画面を開くだけで温かい言葉が並ぶ様子に「こんなに簡単ならもっと早く知りたかった」と感動するシニア世代が増えています。




オンライン寄せ書きがもたらす四つのメリット

1 操作がシンプル

スマホ初心者でも使い慣れた LINE なら新規アプリを覚える手間がなく、文字入力と写真添付だけで作業完了。

2 時間差参加ができる

夜しかスマホを触れない人、昼休みにしか書けない人も、自分の都合でメッセージを投稿。用紙を回す順番待ちが不要です。

3 文字も画像も拡大表示

小さな字が読みにくい場合でも、スマホのピンチアウト操作で拡大できるため目の負担を軽減。

4 思い出を半永久的に保存

完成したノートや PDF ファイルを Google ドライブに入れておけば、機種変更後もいつでも読み返せます。色紙のように色あせたり折れたりする心配がありません。




実践ガイド:LINE ノートで寄せ書きを作る手順

  1. トークルームを作成
    LINE 画面右上の人型+マークから「グループを作成」。タイトルを「〇〇さんお誕生日寄せ書き」などに。
  2. メンバーを招待
    参加してほしい家族・友人を選び「招待」。相手が承諾するとグループトークに入室します。
  3. ノートを立ち上げる
    画面右上の三本線→「ノート」をタップ。ペンマークを押し「テキスト」を選択。ここが色紙の中央スペースになります。
  4. 書き方を案内
    最初の投稿で「メッセージは 3 行以内で」「写真は 1 枚まで」など簡単なルールを伝え、書き込む場所の例を画像で示すと戸惑いが減ります。
  5. 飾り付け
    LINE スタンプや絵文字で枠を装飾。カラフルな背景テンプレートを選ぶと華やかに。
  6. 参加者がコメントを追加
    メンバーはノート内「コメント」から文章・画像を投稿。順不同で並ぶので後でレイアウト微調整も可能です。
  7. 完成&シェア
    全員の投稿がそろったら右上「︙」→「他のアプリで共有」→「PDF として送信」。これをプリントすれば立派な色紙に早変わり。
ワンポイント

「書き込み中に誤って送信した文字を直したい」という声が多いので、投稿後 24 時間以内ならメッセージを長押し→「編集」で修正できると覚えておくと安心です。




続けるコツと楽しみ方バリエーション

  • テーマを決めると書きやすい
    「思い出の写真一枚+コメント」「敬語禁止でフランクに」「未来の自分へ一言」など縛りを加えると個性が光り、読み返すときも楽しくなります。
  • 年中行事とセットにする
    誕生日や敬老の日に限らず、お正月の抱負や桜の写真に俳句を添えるなど、季節ごとに寄せ書き企画を続けると家族イベントが増えます。
  • 紙の色紙とコラボ
    どうしても手書きの温もりを残したい場合は、印刷した PDF を中心に貼り付け、余白へ手書きサインを加えればハイブリッド寄せ書きの完成です。
  • セキュリティ設定を見直す
    グループルームを「招待リンクで追加」にしておくと、URL を知らない人は参加できません。LINE アプリのパスコードロックもオンにし、大切な寄せ書きを守りましょう。




まとめ

オンライン寄せ書きは、色紙よりも手軽で自由度が高く、しかも思い出をきれいな形で残せる新しいコミュニケーションツールです。LINE を使えばアプリの追加インストールもなく、スマホ操作に自信がない方でも数ステップで作成スタート。ポイントは「グループを作る」「ノートを開く」「書き方を伝える」の三つだけです。離れて暮らす孫や友人と同じ“色紙”を共有し、メッセージが増えていくワクワクを一緒に味わってみませんか。次の家族イベントまでに一度テスト開催し、デジタル寄せ書きの便利さをぜひ体験してください。

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