ゴルフのスイング改善に!スマホで撮影×AIで分析講座が人気

ゴルフのスイングをスマートフォンで撮影してAIで分析する様子

スマホで自分のスイングを撮り、アプリに動画を送るだけで「どこがズレているか」「どう直すと飛距離が伸びるか」を瞬時に教えてくれる。そんな便利なサービスが注目されています。
レッスンに通う時間や費用が気になるシニア世代でも、自宅の庭や近所の練習場で気軽に試せるのが魅力です。AI はプロ選手の理想フォームと比較し、頭の位置のブレや体重移動のタイミングを数値化。改善ポイントがひと目で分かるので、「感覚頼み」で挫折した経験があっても再挑戦しやすいのです。さらに家族やお孫さんと一緒に撮影すれば、分析結果を見ながらワイワイ盛り上がれるおうちイベントに早変わり。今回は、人気アプリの選び方から撮影のコツ、練習を続けるヒントまでを丁寧に解説します。


スマホ×AI分析が支持される理由

AI スイング分析が急速に広まった背景には「手軽さ」「客観性」「楽しさ」の三つがあります。まず手軽さ。アプリはほとんどが無料ダウンロードでき、初期登録もメールアドレスとニックネーム程度。撮影はスマホの標準カメラで十分で、特別なセンサーや三脚がなくても OK です。
次に客観性。従来の自己チェックは鏡やスロー再生で「何となく」ズレを探すしかありませんでしたが、AI は腕の角度・腰の回転量・ヘッドスピードなど数値で示します。グラフや色分けされた骨格ラインを見ると、改善点が一目瞭然。コーチに質問しづらいと感じる方でも、数字なら遠慮なく向き合えます。
三つ目は楽しさ。アプリにはプロのフォームと自動で重ねる機能や、分析結果を SNS に共有するボタンが付属。お孫さんに「おじいちゃんすごい!」とリアクションをもらえると練習意欲がぐんと上がります。ランキング制やバッジ獲得などゲーム感覚の要素もあり、運動不足解消を兼ねた長期的な趣味に最適です。




必要な道具とおすすめアプリの選び方

最低限そろえるのはスマホと撮影スタンドのみ。スタンドは100円ショップの簡易三脚でも問題ありませんが、ゴルフ練習場の芝生に立てるなら脚がしっかり開くタイプが安心です。撮影位置は打席後方 3〜4 m、地面から腰の高さを目安に水平構図を確保すると AI が骨格を正確に検出します。
アプリ選びは「無料で複数アングル比較」「シニア向けの解説動画が豊富」「日本語で音声ガイド」の三点をチェック。「スイング AI プロ」は自動的にアドレス・トップ・インパクト・フォローの四点に分割して静止画を生成。各フェーズで角度が赤色なら修正ポイント、緑なら合格と直感的に理解できます。「スマホゴルフ道場」は YouTube 解説と連携し、気になった指摘に対応するレッスン動画をワンタップで再生可能。画面を切り替えずに原因と対策を学べるため、操作が苦手でも迷いません。
有料プランは月額制が主流で、スイングデータのクラウド保存容量が増えたり、AI コーチから個別アドバイスが届いたりします。ただし無料範囲でも十分な解析が受けられるので、まずは試用してから検討するのがおすすめです。




撮影からフィードバック活用までの流れ

  1. 撮影準備
     明るい場所で背景がシンプルな壁や芝生を選び、服装は無地のトップスが理想。柄物は AI の骨格認識を妨げる場合があります。
  2. スイング動画を撮る
     連続して 3〜5 スイング録画し、最もリズム良く振れたものを選択。ドライバーとアイアンの両方を撮っておくとデータが増えて比較しやすくなります。
  3. アプリに読み込む
     動画をアップロードすると 10 秒ほどで解析完了。トップ時のシャフト角度が理想値から何度ずれているか、体幹回転が不足しているかなどが数値化されます。
  4. 重点ポイントを絞る
     赤字の指摘が多いと迷いますが、まずは「最も数値差が大きい項目」を一つ選択。例:体重移動不足が 18 % なら、そこだけに集中します。
  5. 練習ドリルを動画で確認
     アプリが提案する 3〜4 分の修正ドリル動画を視聴。タオルを腰に巻いてスウェー抑制を体感する方法など、家でもできるメニューが紹介されています。
  6. 再撮影と比較
     練習後に再度同じ位置で撮影し、AI が自動で作成する「ビフォー・アフター」二画面比較をチェック。差が縮まれば成功。うまくいかない場合はアングルや照明を変えて再計測すると精度が上がります。

この一連の流れを 15 分程度で終えられるため、仕事帰りや家事の合間でも無理なく続けられます。




継続のコツと家族との楽しみ方

上達には「数値の推移を見える化」するのがコツ。アプリの履歴機能で角度やヘッドスピードを折線グラフで表示されると、努力が数字で実感できます。進歩が停滞したら別クラブで計測すると異なる発見があるためマンネリ防止にも。
家族との共有も効果的。お孫さんにスマホを持ってもらい撮影係をお願いすると、撮影精度が上がるだけでなくコミュニケーションが生まれます。AI 解析後の骨格ラインを一緒に見て「ここをまっすぐにしたらどう?」とアドバイスをもらう時間は、世代間交流の新しい形。
「週末スイングチャレンジ」を設定し、家族全員のベストスコアを比べるとゲーム感覚で盛り上がります。負担を減らすため、屋内素振り用の短尺クラブやフォーム確認用のスイング棒を使うと近隣への打球音を気にせず練習可能。
安全面では手首・肘・腰の柔軟体操を必ず事前に行い、撮影時はスマホがクラブ軌道上にないか確認してください。AI に集中するあまり周囲を見ずにスイングし、家具を破損した例も報告されています。

家族と協力しながら、小さな変化を数値で楽しむ。それが AI ゴルフ講座を長続きさせる秘訣です。




まとめ

スマホ撮影と AI 分析を組み合わせたゴルフ講座は、レッスンの敷居を下げながら上達スピードを上げる画期的な方法です。道具は手持ちのスマホと簡易三脚、そして無料アプリだけ。客観的な数値が「何を直せばいいか」を明確にし、練習メニューまで自動提示してくれるので、自主練でも迷いません。さらに家族と撮影を楽しめばコミュニケーションが深まり、お孫さんにも「スイングっておもしろいね」と興味を持ってもらえます。
週に数回の短時間練習でも、角度やスピードが少しずつ改善される過程はグラフで実感でき、モチベーションが持続。将来コースに出たとき「あの動画レッスンが役立った」と笑顔で振り返る瞬間がきっと訪れます。さあスマホをセットし、あなたのベストスイングを AI に診てもらいましょう。デジタルの力で、次のラウンドがもっと楽しく、もっと誇らしくなります。

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